菊花賞を勝ったとき、キタサンブラックは5番人気でした。
年度代表馬を2度獲得した名馬として記憶されていますが、キャリアの前半、この馬はずっと人気薄です。2戦目にいたっては9番人気、単勝48.4倍。誰も本命に推していませんでした。
それが引退する頃には、出れば必ず1番人気。20戦を通じて、これほど評価が変わった馬も珍しいと思います。
5問用意しました。答えは各問題の下、「答えを見る」を押すと開きます。
第1問
キタサンブラックの生涯成績は、次のうちどれでしょう?
- 15戦9勝
- 18戦10勝
- 20戦12勝
- 24戦15勝
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正解:3の「20戦12勝」
うちG1が7勝です。菊花賞、天皇賞・春を2回、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞・秋、そして引退レースとなった有馬記念という内訳になります。
獲得した本賞金は約18億1320万円。20戦でこの数字ですから、走るたびに大きなレースを取っていたことになります。
第2問
2015年5月の日本ダービー。キタサンブラックの着順は何着だったでしょう?
- 2着
- 5着
- 9着
- 14着
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正解:4の「14着」
18頭立ての6番人気、大外17番からの14着でした。前走の皐月賞で3着に来ていただけに、大きく期待を裏切る結果です。
この時点では、5か月後に菊花賞を勝つとは、ほとんど誰も思っていなかったはずです。ちなみに二桁着順はこのダービーが生涯唯一。次に悪かったのが2017年宝塚記念の9着でした。
第3問
キタサンブラックの父は、ある超一流馬の全兄にあたります。その父の名前は?
- ブラックタイド
- ステイゴールド
- ハーツクライ
- ダイワメジャー
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正解:1の「ブラックタイド」
ブラックタイドは父サンデーサイレンス・母ウインドインハーヘア。ディープインパクトとまったく同じ両親を持つ全兄で、生まれたのは1年早い2001年です。
弟が種牡馬として日本競馬を席巻する一方、兄の産駒からはなかなか大物が現れませんでした。そこに出てきたのがキタサンブラックです。
母はシュガーハート、母の父は短距離の名馬サクラバクシンオー。この配合から芝3200mの天皇賞・春を連覇したのですから、血統だけでは測れないという好例だと思います。
第4問
デビューから引退まで、キタサンブラックに騎乗した騎手は何人だったでしょう?
- 2人
- 3人
- 5人
- 7人
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正解:3の「5人」
武豊騎手の印象が強い馬ですが、コンビが組まれたのは9戦目からでした。内訳は次のとおりです。
- 後藤浩輝:1戦(デビュー戦を勝利)
- 北村宏司:5戦(菊花賞制覇を含む4勝)
- 浜中俊:1戦(皐月賞3着)
- 横山典弘:1戦(2015年有馬記念3着)
- 武豊:12戦(7勝)
G1初制覇となった菊花賞は北村宏司騎手です。武豊騎手が乗り始めたのは、4歳になった2016年の大阪杯からでした。
第5問
2戦目(2015年2月・東京芝2000m)を勝ったときの人気は?
- 1番人気
- 3番人気
- 6番人気
- 9番人気
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正解:4の「9番人気」
14頭立ての9番人気、単勝48.4倍で勝ち切りました。デビュー戦も3番人気での勝利ですから、この時点では決して評価の高い馬ではありません。
続くスプリングステークスが5番人気、セントライト記念が6番人気、菊花賞が5番人気。重賞を3勝しても、まだ1番人気になっていません。初めて1番人気に支持されたのは、10戦目の京都大賞典でした。
プロフィールをおさらい
| 生年月日 | 2012年3月10日 |
| 父 | ブラックタイド |
| 母 | シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) |
| 調教師 | 清水久詞 |
| 馬主 | 大野商事 |
| 産地 | 北海道日高町 |
| 通算成績 | 20戦12勝(2着2回・3着4回) |
| G1勝利 | 7勝 |
| 獲得本賞金 | 約18億1320万円 |
最後にひとつ
2017年の天皇賞・秋は、この馬を語るうえで外せない一戦です。土砂降りの不良馬場で、勝ち時計は2分08秒3。前年の同レースをモーリスが1分59秒3で勝っていますから、ちょうど9秒も遅い決着でした。
上がり3ハロンは38.5秒。他のレースで33〜35秒台を並べていたことを思えば、まるで別の馬のような数字です。それでも1番人気に応えて勝ち切りました。速い脚で差し切ったのではなく、誰も走れない馬場で最後まで止まらなかった。この馬の強さの本質が、いちばん見えたレースだったと思います。
そして最後の有馬記念。20戦目にして、締めくくりもまた1着でした。
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